うたのこころとありがとうの日々 〇ArisA●
by arinco_arisa
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関西ツアー
Lupeというユニット名にして初の関西ライブ、無事終えることができました。
最初に暴露してしまうと、私は終始「私なんて、、」って思う思考のスパイラルの一
番どつぼでした。これは10代からずっと戦い続けている心の波で、どんな些細なことにも、過剰に捉えてしまいます。
色んな人に大切にしていただいたり、自分なりに分析して、戻ってこれないところまではいかないようになりましたが、時々、まだそうなってしまうことがあります。
東京にいるときは、そうなったときは誰にも会いません。
とにかく大きな場所に行って、収まるまで、ただ、ただ、泣いて頭をひやすのです。
だから、今回は、いつもなら笑って、笑わせてちょっと強引に乗り切れるようなところが、簡単ではありませんでした。
楽しみの反面、とても怖かったし、中々思考がクリアになっていかない中での旅でした。
やりたいことを伝えるのも、どこを歩くのも、何を食べるのもとてもとても怖かった。自分の中の小さな私は、
ものすごい、ダダを捏ねていて、「帰りたい」ってのど元まで出かかったけれど、帰っても何にも変わらんのだ、て、さらに大きな私が言いなだめ、そういう葛藤が常に頭に埋め尽くされていました。
生きていくのにそんなに甘くて、ほんとにどうするんだろう。
懺悔のような前置きです。
だから、今回は本当に色んな方や場所の力に本当に救っていただきました。ほんとにたくさん。
昨年訪れた場所で、再びのライブ。新しい場所との出会い。
つむぎねのライブや、リハーサルでお世話になり、あとSUNDRUMのリーダー坪内敦君と、奈央ちゃん夫婦が住んでいる目白「ゆうど」で一目見て、本当に大好きになってしまった素晴らしい布作品たち。
これは絶対作家さんご本人に会いたい、会わなくては!と、夜行バスを降りて、すぐに向かった場所、滋賀県比叡平にある、kitchen house jinzenzi.
キルト作家の秦泉寺由子さんが、チーズケーキとパンケーキを出すために始めたというお店。琵琶湖付近からバスで上ってゆき、素敵な住宅が立ち並ぶ丘のなかにそのお店はあります。
いびつな枝、全部違う形の椅子、素朴な置物たち、どれもものすごいこだわりで配置され、並べられていました。
秦泉寺さんは、ほんとうにエネルギッシュで、素敵な方でした。探求の意欲がものすごくて、そして、思いつけばすぐに形にしてしまう。染物、特に土で染めたというオレンジの布、不思議な熱を感じて心惹かれました。
色んなお話を伺いながら、チーズケーキとパンケーキをいただき、少しだけ演奏もさせていただきました。
これは、丸だけど、丸じゃないの、そして、全部形がちがう。私はこういうのが好きなのよ。
木で作られた漆塗りのお皿を手に取って、秦泉寺さんはそうおっしゃってました。
白に白を染めるという青竹染め、風に揺られると、緑やグレーに深く、少し光っているような感じさえした。
27日
「星屑採集」@gallery yolcha
一日目のライブ。musika easelさん、松本智仁さんとのイベントでした。
ムジカさんが一生懸命考えてくれてこのタイトルにしてくれました。なんだか、ストーリーが思い起こされそう。
中崎町の長屋の中にそっとある、gallery yolchaさん、細長い構造で、木造と石畳とふたつ部屋があり、梯子で中二階のような場所がありました。
隠れ家のような場所です。ライヒが流れてた。
この日は松本さん、ムジカさん、そしてLupe、最後にささやき声セッションという内容。
松本さんの光る砂浜のようなギターの音楽、20歳のときに聴いていたムジカさんの曲、やっぱり懐かしかったけれど、声に深遠さが増していて、また違う響きだった。
yolchaの車掌、イルボンさん、久々の再会のお客さん、本当にありがとうございました。またお二人と一緒に演奏したいです。
ムジカさんに、声が素朴に柔らかくなったと言ってもらえて、嬉しかったです。
28日@cafe cru.
中崎町を少し散策後、神戸元町へ。大阪とは少し時間の流れが違う。時折、汽笛も聞こえてくる。
去年の関西ライブのときに、急遽立ち寄らせてもらった場所。
金ちゃん(金髪になってた!金田明子さん)という女性が一人で切り盛りしている、地元にじっくり根付いていっているお店。手作りのお菓子がカウンターにならぶ。
仮面作家のラショウさんを交えて、ライブ。
むづかしい月のなおさん、ラショウさんのおかげで、今年も来ることができました。金ちゃん、この日のために、たまねぎが甘い、キッシュを焼いてくれました。とびきりおいしかった!さりげなく気を配って、笑顔で明るく迎えてくださって、神戸に生まれ育ち、地元の人をものすごい大事にしている、かっこいい女性。
そう、困ったことに宿を決めていませんでした(ほんとに考える余裕もなかったみたい)
それをライブ中に言ったら、一番先に金ちゃんが思いついて、新開地にある夢ノマドというゲストハウスを紹介して下さいました。
カフェもあって、ギャラリーもあって、まゆみさんという可愛らしい女性がおかみとして、切り盛りされています。
私と同い年くらいの地元の人たちがたくさん集まって楽しそうに話してた。
金ちゃんに案内してもらって、金ちゃんとも、今回たくさん話すことができた。
29日@あさの水車Anteil
元町からバスで、平野という、風情のある町の川沿いに水車小屋のようなたたずまいでありました。
小さな畑とテラス、アーチも。
温泉がすぐ近くにあり、行ってきました。
「表現」の大切な新作作りの途中でこちらのツアーに来てくれた公哉君にも一息ついて欲しかった(ずっと電話したり大変そうだった)ので、温泉行けて良かった。
猫が似合う町。
お店では、昼からフリーマーケットで、子供たちやお母さんがのびのびと過ごしてました。
フリーマーケットに出展されている方のなかに、タゴールの聖地で学ばれた方が居て、その方のお話や、写
真、バウルについて(私はバウルになるのだと思っていたことがあった)の話とか、聞くことができました。不思議なことが起こるその地、必ずいつか訪れようと思いました。
ラショウさんともじっくり打ち合わせ、私が突然、ガジュマルの精霊と蝶とか、廃墟のサーカスとか、そんな言葉しか言わなくなっても受けとめてくださいました。心を開くとこんな幼稚な言葉しか使えない人間なんだってことに、改めて気づいて、びっくりし情けなくなりましたが、諦めました。
そばで子供たちが聴いててくれる中でのライブ、楽しかったです。
また聴きにきますと、色んな方が言ってくださる度に、私はもっと精進して、必ずいいものを届けられる人になろうと、どんどん心に刻まれていきました。
そこの場所にしかない、人の集まりと物語。
Lupe、エメラルドの瞳の旅人の音楽は、ここまで。
バスに乗る公哉くんを見送りました。
いい作品できますようにと、お祈りしました。
次はおそらく来年五月です。
敦君と和也君も誘って、Lupe ludenceでも旅をしてみたい。
Lupeは、私が小さなころから憧れていた、旅人という存在や、見えない世界のパーツを声で捉えて、それを絵を描くように並べて、時間の織物や、物語をつくる、そのためのユニットです。
声の表現、音楽の考え方を、私が人に伝えていきやすい形、空想のような、幻想のような形でもいいから、自分の言葉でまとめていくことも、そろそろはじめたいと思っています。そういうことを、やって伝えていいよって、見えない何かに背中を押されたような気もしますし、私自身がものすごく欲していたのだなって気づくことができました。
東京で、少し、また企画もします。
今は最後の日を過ごしています。最後はソロで、大阪在住のパフォーマー、須原加奈子さんのご紹介で急遽やらせてもらいました。
大阪十三にある、バーくま。店主マンゴーさんは、優しい目をした方でした。
そこでは、昔の歌を中心に歌いました。加奈子さんのお知り合いの方と、お店の常連さんとで、ほぼ満席に。
そのライブで10枚だけ手作りして持っていったCDがなくなりました。
CDで音源の作品を作ることについて、深く考えられないできたけれど、数年間、いや、10年くらいかもしれない、蓄積されてきたいろんなことをひとつにまとめるという意味で、ちゃんと作品をつくってみようと思います。その決心がついた。
聴いてくれた人が、音源を買ってくれて、すごく嬉しかった。
ぞっとするほどやりたい内容は膨大だけれど、、、、、。
最初に暴露してしまうと、私は終始「私なんて、、」って思う思考のスパイラルの一
番どつぼでした。これは10代からずっと戦い続けている心の波で、どんな些細なことにも、過剰に捉えてしまいます。
色んな人に大切にしていただいたり、自分なりに分析して、戻ってこれないところまではいかないようになりましたが、時々、まだそうなってしまうことがあります。
東京にいるときは、そうなったときは誰にも会いません。
とにかく大きな場所に行って、収まるまで、ただ、ただ、泣いて頭をひやすのです。
だから、今回は、いつもなら笑って、笑わせてちょっと強引に乗り切れるようなところが、簡単ではありませんでした。
楽しみの反面、とても怖かったし、中々思考がクリアになっていかない中での旅でした。
やりたいことを伝えるのも、どこを歩くのも、何を食べるのもとてもとても怖かった。自分の中の小さな私は、
ものすごい、ダダを捏ねていて、「帰りたい」ってのど元まで出かかったけれど、帰っても何にも変わらんのだ、て、さらに大きな私が言いなだめ、そういう葛藤が常に頭に埋め尽くされていました。
生きていくのにそんなに甘くて、ほんとにどうするんだろう。
懺悔のような前置きです。
だから、今回は本当に色んな方や場所の力に本当に救っていただきました。ほんとにたくさん。
昨年訪れた場所で、再びのライブ。新しい場所との出会い。
つむぎねのライブや、リハーサルでお世話になり、あとSUNDRUMのリーダー坪内敦君と、奈央ちゃん夫婦が住んでいる目白「ゆうど」で一目見て、本当に大好きになってしまった素晴らしい布作品たち。
これは絶対作家さんご本人に会いたい、会わなくては!と、夜行バスを降りて、すぐに向かった場所、滋賀県比叡平にある、kitchen house jinzenzi.
キルト作家の秦泉寺由子さんが、チーズケーキとパンケーキを出すために始めたというお店。琵琶湖付近からバスで上ってゆき、素敵な住宅が立ち並ぶ丘のなかにそのお店はあります。
いびつな枝、全部違う形の椅子、素朴な置物たち、どれもものすごいこだわりで配置され、並べられていました。
秦泉寺さんは、ほんとうにエネルギッシュで、素敵な方でした。探求の意欲がものすごくて、そして、思いつけばすぐに形にしてしまう。染物、特に土で染めたというオレンジの布、不思議な熱を感じて心惹かれました。
色んなお話を伺いながら、チーズケーキとパンケーキをいただき、少しだけ演奏もさせていただきました。
これは、丸だけど、丸じゃないの、そして、全部形がちがう。私はこういうのが好きなのよ。
木で作られた漆塗りのお皿を手に取って、秦泉寺さんはそうおっしゃってました。
白に白を染めるという青竹染め、風に揺られると、緑やグレーに深く、少し光っているような感じさえした。
27日
「星屑採集」@gallery yolcha
一日目のライブ。musika easelさん、松本智仁さんとのイベントでした。
ムジカさんが一生懸命考えてくれてこのタイトルにしてくれました。なんだか、ストーリーが思い起こされそう。
中崎町の長屋の中にそっとある、gallery yolchaさん、細長い構造で、木造と石畳とふたつ部屋があり、梯子で中二階のような場所がありました。
隠れ家のような場所です。ライヒが流れてた。
この日は松本さん、ムジカさん、そしてLupe、最後にささやき声セッションという内容。
松本さんの光る砂浜のようなギターの音楽、20歳のときに聴いていたムジカさんの曲、やっぱり懐かしかったけれど、声に深遠さが増していて、また違う響きだった。
yolchaの車掌、イルボンさん、久々の再会のお客さん、本当にありがとうございました。またお二人と一緒に演奏したいです。
ムジカさんに、声が素朴に柔らかくなったと言ってもらえて、嬉しかったです。
28日@cafe cru.
中崎町を少し散策後、神戸元町へ。大阪とは少し時間の流れが違う。時折、汽笛も聞こえてくる。
去年の関西ライブのときに、急遽立ち寄らせてもらった場所。
金ちゃん(金髪になってた!金田明子さん)という女性が一人で切り盛りしている、地元にじっくり根付いていっているお店。手作りのお菓子がカウンターにならぶ。
仮面作家のラショウさんを交えて、ライブ。
むづかしい月のなおさん、ラショウさんのおかげで、今年も来ることができました。金ちゃん、この日のために、たまねぎが甘い、キッシュを焼いてくれました。とびきりおいしかった!さりげなく気を配って、笑顔で明るく迎えてくださって、神戸に生まれ育ち、地元の人をものすごい大事にしている、かっこいい女性。
そう、困ったことに宿を決めていませんでした(ほんとに考える余裕もなかったみたい)
それをライブ中に言ったら、一番先に金ちゃんが思いついて、新開地にある夢ノマドというゲストハウスを紹介して下さいました。
カフェもあって、ギャラリーもあって、まゆみさんという可愛らしい女性がおかみとして、切り盛りされています。
私と同い年くらいの地元の人たちがたくさん集まって楽しそうに話してた。
金ちゃんに案内してもらって、金ちゃんとも、今回たくさん話すことができた。
29日@あさの水車Anteil
元町からバスで、平野という、風情のある町の川沿いに水車小屋のようなたたずまいでありました。
小さな畑とテラス、アーチも。
温泉がすぐ近くにあり、行ってきました。
「表現」の大切な新作作りの途中でこちらのツアーに来てくれた公哉君にも一息ついて欲しかった(ずっと電話したり大変そうだった)ので、温泉行けて良かった。
猫が似合う町。
お店では、昼からフリーマーケットで、子供たちやお母さんがのびのびと過ごしてました。
フリーマーケットに出展されている方のなかに、タゴールの聖地で学ばれた方が居て、その方のお話や、写
真、バウルについて(私はバウルになるのだと思っていたことがあった)の話とか、聞くことができました。不思議なことが起こるその地、必ずいつか訪れようと思いました。
ラショウさんともじっくり打ち合わせ、私が突然、ガジュマルの精霊と蝶とか、廃墟のサーカスとか、そんな言葉しか言わなくなっても受けとめてくださいました。心を開くとこんな幼稚な言葉しか使えない人間なんだってことに、改めて気づいて、びっくりし情けなくなりましたが、諦めました。
そばで子供たちが聴いててくれる中でのライブ、楽しかったです。
また聴きにきますと、色んな方が言ってくださる度に、私はもっと精進して、必ずいいものを届けられる人になろうと、どんどん心に刻まれていきました。
そこの場所にしかない、人の集まりと物語。
Lupe、エメラルドの瞳の旅人の音楽は、ここまで。
バスに乗る公哉くんを見送りました。
いい作品できますようにと、お祈りしました。
次はおそらく来年五月です。
敦君と和也君も誘って、Lupe ludenceでも旅をしてみたい。
Lupeは、私が小さなころから憧れていた、旅人という存在や、見えない世界のパーツを声で捉えて、それを絵を描くように並べて、時間の織物や、物語をつくる、そのためのユニットです。
声の表現、音楽の考え方を、私が人に伝えていきやすい形、空想のような、幻想のような形でもいいから、自分の言葉でまとめていくことも、そろそろはじめたいと思っています。そういうことを、やって伝えていいよって、見えない何かに背中を押されたような気もしますし、私自身がものすごく欲していたのだなって気づくことができました。
東京で、少し、また企画もします。
今は最後の日を過ごしています。最後はソロで、大阪在住のパフォーマー、須原加奈子さんのご紹介で急遽やらせてもらいました。
大阪十三にある、バーくま。店主マンゴーさんは、優しい目をした方でした。
そこでは、昔の歌を中心に歌いました。加奈子さんのお知り合いの方と、お店の常連さんとで、ほぼ満席に。
そのライブで10枚だけ手作りして持っていったCDがなくなりました。
CDで音源の作品を作ることについて、深く考えられないできたけれど、数年間、いや、10年くらいかもしれない、蓄積されてきたいろんなことをひとつにまとめるという意味で、ちゃんと作品をつくってみようと思います。その決心がついた。
聴いてくれた人が、音源を買ってくれて、すごく嬉しかった。
ぞっとするほどやりたい内容は膨大だけれど、、、、、。
by arinco_arisa
| 2013-10-01 06:28
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